犬の歯磨きグッズって本当にたくさんの種類がありますね。
ペットブームにあやかって、たくさんのアイテムが販売されているので
愛犬にぴったりなものはどれなのか、迷ってしまいそうです。
歯科衛生士の視点で、愛犬にお勧めの使いやすいデンタルケアグッズを解説します。
この記事はこんな飼い主さんにおすすめ
・犬の歯磨きグッズを知りたい
・犬のデンタルケアグッズ選びに迷っている
・歯ブラシ以外のアイテムを取り入れたい
目次
お口の汚れを除去するなら絶対歯ブラシ!
近年では、犬の歯ブラシは高密度の柔らかい毛がブームになっています。
様々な特徴をもった機能的な歯ブラシも多く発売されていますね。
犬の口についてもずいぶんと理解が広がっているので
愛犬に合った歯ブラシを選ぶ楽しみもありますね。
その反面、アイテムの多さに迷ってしまうほどです。
歯ブラシを選ぶコツ
愛犬のお口は、人間よりも大変デリケートです。
歯ブラシの毛にはある程度の長さがあり柔らかさを感じられるものがお勧めです。
人間の子供用の歯ブラシを選んでいる飼い主様もいますが、
子供用でも硬い毛の歯ブラシが多いので気を付けて選ぶようにしてください。
歯ブラシの毛の長いものは柔らかさが期待できます。
絵の具の筆のように、汚れやすい場所を撫でるように優しく磨くのはお勧めですね。
人間が力を入れすぎたり、過度にこすりすぎて
歯ブラシ嫌いのワンちゃんを作らないように気を付けましょう。
交換時期を過ぎた歯ブラシは犬の柔らかい歯ぐきを傷つけます。
特に交換のタイミングは気にしてあげたいものです。
注意
★硬い歯ブラシは選ばない。
★一か月を過ぎたら交換のタイミング
人間だと親知らずに使う⁉タフトブラシ
人間の親知らずや矯正中にお勧めされることがある、タフトブラシ。
汚れやすい部分だけを念入りに磨けるのでお勧めです。
例えば裂肉歯の溝や、小さな前歯など狙いを定めて磨けるのがいいところ。
これで全部の歯を磨くのは時間がかかってしまうデメリットはあります。
しかし、抜歯を経験している口やリスク部位にポイントを絞って使えば、丁寧にケアができるというメリットがあります。
また、大きな歯ブラシで傷をつけてしまうような心配がない点もお勧めのポイントです。
歯ブラシと併用できれば歯ブラシ上級者です。
初心者が始めやすい歯磨きシート!
なかなか歯ブラシが難しい人には歯磨きシートもおすすめです。
大好きな飼い主さんの指に巻いたシートでケアをするので、ワンちゃんの抵抗が少ないのも特徴です。
指に巻いたシートで歯をこすったり、汚れを含んだ唾液を回収してくるイメージです。
[alert title=”注意”]★歯ブラシの代わりにはなりません[/alert]
何もしないよりはまず手軽にケアを始められるのがいい点でもあります。
大抵の飼い主様はシート磨きもゴシゴシ力を入れているケースが多いです。
シート磨きの時も力はいらないので、優しくふき取ってあげましょう。
初心者さんにお勧めのアイテムです。
歯磨きジェル
人間のようにうがいはできない犬たち。
成分がすべて体に入ってしまうので、安心なものを選びたいですね。
レッスンでは飼い主さんにその場で味を見てもらっています。
私は安心して犬に使える、ヒューマングレードの歯磨きジェルをお勧めしています。
歯磨きジェルは、歯ブラシの動きを滑らかにしたり、含有成分の効果を期待できます。
口腔内の細菌の質を変えていくような成分が入ったものが多く販売されています。
そんな成分が含まれていたら逆にちょっと怖いです。
歯石が取れるのは動物病院での獣医師のケアだけです。
お勧めデンタルケアアイテムのまとめ
歯科衛生士が選ぶ愛犬のデンタルケアアイテムは
- 歯ブラシ
- タフトブラシ
- 歯磨きジェル
など。
言葉のわからない犬たちにそれらを使っていくのですから、ゆっくり慣らしてあげる必要があります。
犬が受け入れてくれるように飼い主様が諦めないことが一番大切。
日々、根気よく生活習慣に取り入れていってもらいたいと思います。