犬の口臭について歯科衛生士が解説!

ワンちゃんのお口悩みで三本の指に入るのが、におい。
愛犬のお口がにおうからと言って距離を取るのではなく、そんな時こそ是非しっかり観察してほしいと思います。
人間の口臭対策ならエチケットとして積極的にお口をゆすぐ洗口剤や、ガムを咬んだり、サプリメントを摂るなどの工夫をして自ら気を付けていくことができます。

犬の場合は飼い主様が気付き、ケアをする必要がありますね。
日ごろから愛犬の口臭に気付いたら早めの対策をしてあげたいものですね。

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歯科衛生士が犬の口臭について解説していきます。

犬のお口のにおいは体調を表すサイン?

人間でも同じなのですが、体調のすぐれない時にお口のにおいが強くなる傾向があります。
愛犬のにおいの変化は家族である飼い主様だからこそわかること。
獣医師に相談することをまずお勧めします。

そして同時に口腔内の状況を整えていくのは大変良いことだと思います。
当然口腔内の細菌は唾液を介して胃腸へ取り込まれるからです。
また炎症の起きている歯ぐきから毛細血管に乗った歯周病菌が脳や心臓へと運ばれることもわかっています。
全身疾患を防ぐためにも、疾患があるために起きる口臭を予防するにも大変大切なのがお口のケアだと言えますね。

犬の口臭、出やすい時間がある?

こちらも人間と同じですが、唾液の少ないお口は臭いが強くなる傾向があります。
唾液の少ない時間は起きたとき、運動のあと、興奮した後などです。
犬は一日の間に15時間弱眠っていると言われています。
しかし人間のように夜しっかり寝てあとは活動しているというわけでなく、細切れで睡眠を確保しています。
そのため一日の中でもお口が渇きやすいタイミングが割と多いと言えますね。

また高齢になればなるほど、口も乾燥しやすくなるのでシニアの口臭は強く感じます。

犬の口臭の原因は?

犬の口臭の原因となる成分は、硫化水素とメチルメルカプタン、トルメチルアミンと言われています。
その成分は口の中にいる細菌たちが出す毒素だと考えてください。
この細菌の数がおおければ、出てくる毒素が必然的に多くなるのでにおいも強くなります。
その細菌たちは主に、口の中の歯と歯茎の境目あたりにプラークや歯石としてとどまっているケースがほとんどです。
また、お口の頬側の奥にも唾液のたまっている場所があるので、ここの細菌が混じった唾液はマメに回収するのがおすすめ。
こういった汚れをためないようにブラッシングをこまめにするのが良いと言えますね。

犬の口臭は減らせるの?

口の中のお手入れ不足が原因の場合は、しっかりお手入れをすれば犬の口臭は減らすことができます。
体調が悪くて、身体の中から発せられるにおいの場合は疾病が完治するまで臭いが消えないことがあります。
この場合は疾病の治療が進むと口臭が減っていきますので、獣医さんとの連携が必須になります。

犬の口臭のケアなにができる?

犬の口臭ケアとして、犬の口に直接塗るものや、お口のお手入れグッズ、または口の健康を応援したり免疫をあげるふりかけやサプリなどの食品があります。
食べさせるケアは飼い主さんとしては楽ですし、味の好みが合うのならば犬にとっても負担が少ないのでお薦めです。
しかし、お口に汚れがたくさん付着していたら、よくなる環境も変わってはいきません。
そこはお掃除とプラスして取り入れていきたいものですね。

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正しいケアをお願いします。

犬の口臭を減らすためのおすすめグッズ

第一に歯ブラシでのブラッシングですね。
歯みがきの時、から磨きと言って、何もつけずに磨いている人が少なくないのですが、もったいない!
歯磨きペーストは足りないお手入れの箇所に有効成分が届く働きを期待できるものが増えているので、ぜひ利用するといいと思います。
また口臭ケアのためのスプレーも簡単ですね。
わんこ仲間と会う前や、愛犬との距離が近いとき、においを感じたときなどに有効に使用してください。
ケアシートでねばねばした唾液を回収してふき取るのもよい方法です。

犬の口臭についてのまとめ

  • 犬の口臭が出やすいタイミングがある
  • 犬の口臭は原因を知れば減らすことができる
  • 犬の口臭に効果のあるアイテムがある

犬の口臭は一日の中でも感じやすいタイミングがあります。
上手にケアをしてあげることで全身疾患を防いであげることもできるのです。
また、臭いの原因を探ることは犬の健康のバロメータにもなりますので獣医さんに相談しながら確認してみるとよいですね。
お口の汚れが原因となる犬の口臭の場合は効果のあるアイテムがあります。
専門家のアドバイスの元、正しい使い方をしていけば気になる口臭も低減することができます。
歯ブラシや歯磨きペースト、ケアシート、サプリなどを使って口腔内を衛生的に保って、環境を整えていくことをお勧めします。

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